11月の初めから楽しむことができた京都の紅葉。今年もそろそろ見納めです。11月は各地でカエデの色づきが悪く、たいへんに厳しい年でした。ただ、12月に入って冷え込みが強まり、ようやく各地で見事な眺めを楽しむことができました。今年は最後まであきらめなかった方が美しい紅葉に出逢えたかもしれません。ただ、予定を決め打ちで来られた一般観光客にとっては残念だったかもしれません。
さて、紅葉が遅い場所として知られる下鴨神社も紅葉は盛りを過ぎて来ています。糺の森は一面の落ち葉に覆われて晩秋の風情が漂い、その中を彩る名残の紅葉を多くの方が愛でていました。境内南ではマンションの工事も本格化して道が狭くなり、森の木も伐られているようでした。
一方、京都御苑では木陰のカエデが色づいていて、こちらも盛りすぎながらまだ楽しめる場所が多くありました。御苑は日当たりの差で、色付きの早い木から遅い木までがそろい、いつ訪れてもどこかで美しい紅葉やイチョウに出会える場所です。今回は御苑の北東にある「母と子の森」に訪れました。御苑は全般に松が多いのですが、この辺りは落葉樹が多く、一面の落ち葉に覆われています。
さらに下鴨神社と同じく時間差で紅葉が色づくため紅葉の見ごろは遅め。まだ綺麗な木もありました。子どもたちが落ち葉にまみれて遊ぶには絶好の場所で、風景もまさに「森」という雰囲気。ベンチもあって食事もいただきながらゆっくりできる素敵な場所です。この日も親子連れや老夫婦がのんびりされていました。京都の紅葉もそろそろ見納めです。また総集編は公開できればと思います。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。