11日は祇園祭の鉾の立ち上げが行われた場所もあり、菊水鉾の立ち上げの場面を眺めることが出来ました。
10日から始まった祇園祭の鉾立て。11日午後には四条通には鉾が並び、まだ飾りはないものの壮観な光景となりました。夕方に菊水鉾の立ち上げの場面を眺めてきました。菊水鉾は、甘菊の葉からしたたる露を飲んで700年の長寿を保ったという中国の説話をもとにして作られた謡曲「菊慈童」を題材とする鉾です。幕末の元治の大火によって焼失し、一時は再建を断念し、残っていた部材を山伏山に寄付しましたが、昭和28(1953)年に88年ぶりに復興しました。近年は狩野岑信(みねのぶ)下絵の七福神の前懸・胴懸・後懸が新調されています。
鉾の立ち上げの前には一般の方も榊に紙垂(しで)を結びつけることが出来るため、多くの方が雨の中で待っていました。私もひとつ結ばせていただきました。最後に塩とお酒で鉾が清められて、いよいよ鉾の立ち上げ。可能性は低いとはいえ、事故が起きる恐れもある緊張の場面です。たくさんの方が見守る中、今年も無事に立ち上がり、自然と拍手が湧き起こります。いよいよ12日は曳き初め。13日にかけて大型の山鉾が勢揃いしてきます。
「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ
・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。
散策・講座のお知らせ
※散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。
- 【満員御礼】7月12日(金)19時~20時30分頃
静かに鉾を見学できる夜 12日の宵山へ - 【満員御礼】7月13日(土)14時~16時頃
新町通の山鉾曳き初め!大きな山鉾が動く、感動の瞬間へ! - 【満員御礼】7月14日(日)13時30分~16時頃
【★前半】祇園祭の宵山!ガイドと歩く23基の山鉾めぐり - 【受付中】7月15日(月)13時30分~16時頃
【★後半】祇園祭の宵山!ガイドと歩く23基の山鉾めぐり - 【満員御礼】7月17日(水)朝7時~9時頃
山鉾巡行の朝!最高に美しい山鉾の姿を見に行こう! - 【受付中】7月19日(金)朝8時~10時30分頃
早朝に咲くハスの花 浄土庭園の法金剛院と禅寺の妙心寺境内へ - 【受付中】7月23日(火)13時30分~16時頃
祇園祭 個性的な「後祭」の山鉾を歩く! - 【満員御礼】7月24日(水)朝7時~9時頃
後祭・山鉾巡行の朝!最高に美しい山鉾と新町通の巡行へ - 神戸新聞カルチャーで受付中!
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。