今年の祇園祭、16日の宵山、17日の山鉾巡行を前に台風の影響が大いに心配です。
10日から15日まではよく晴れた京都。15日も気温が35℃を超える猛暑となりましたが、これも台風のもたらした副産物と言えるでしょう。台風11号は16日から本格的に影響を及ぼし、四国へと上陸する見込み。四国や中国地方や近畿でも沿岸部では暴風に警戒を。台風は勢力が強いまま上陸しますので、外出は控えてください。紀伊半島や高知県・徳島県では激しい雨が長時間続き、雨量が1000㎜を超えるというとんでもない予想が出ており、厳重な警戒が必要です。加えて、沿岸部では高潮にも警戒をしてください。
京都では、祇園祭のハイライトである宵山や山鉾巡行を迎えるタイミングに当たっています。17日の山鉾巡行は「朝5時半に、山鉾連合会が中止も含めて可否を判断する」とのこと。実は過去に悪天候での中止は記録がありません。相当な悪天候でも開催するかもしれませんが、山鉾が風で揺れるのは乗っている方々にも危険が及ぶ恐れがありますので、どう判断されるかは分かりません。見学予定のある方は情報にご注意ください。
また、16日の宵山の開催は、山鉾町の方のお話では各町内にゆだねられているとのこと。早々に提灯や授与品を片づける町内もあるかもしれませんし、反対に警報などが出ていても最後までやりきる町内もあるかもしれません。いずれにしても大変難しい判断となりそうです。無事にできることを願いつつ、交通機関の乱れも含め、最新の情報には十分にご注意ください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。