渉成園 秋のライトアップ

渉成園ライトアップ
東本願寺の飛び地境内である渉成園が、27日までライトアップされています。

渉成園ライトアップ渉成園は、寛永18(1641)年に、東本願寺の宣如上人が徳川家光より土地の寄進を受け、石川丈山が庭園を築きました。当初は生垣に枳殻(からたち)が植えてられていたため枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています(カラタチは現在も一部が残る)。幕末の火災で主な建物は失われましたが、池泉回遊式の美しい庭園が残り、現在は桜と紅葉の穴場のみならず、梅や藤など四季折々に美しい風景を楽しむことができる場所です。大きな印月池の汀は広々として開放感があります。

渉成園ライトアップ渉成園の夜間公開は、今年の8月下旬に2日間に限り20年ぶりに行われていました。その時は多くの人が訪れていて好評だったためか、この秋も夜の公開が行われています。夏の公開では歩けるのは印月池西側の広い空間に限られており、昼間のように広範囲を回遊することはできませんでしたが、今回は臨池亭や傍花閣も照らされて幻想的。より見どころが増えました。

渉成園にてまた、各日先着150名様にお善哉が振る舞われます(500円)。東本願寺ではこの時期、親鸞聖人の命日法要である報恩講が行われており、小豆を好まれた親鸞聖人を偲んで小豆を用いたお善哉をいただけるというわけです。場所は閬風亭(ろうふうてい)内で、席が30席ほどのため、混み合っている場合は相席や待つことになります。数に限りもありますのでご注意ください。公開は27日までです。

渉成園ライトアップ
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渉成園ライトアップ

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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