清浄華院の畳供養 2019年


清浄華院の畳供養

4月27日に、清浄華院(しょうじょうけいん)で「畳寺の畳まつり」の一環で畳供養が行われました。

清浄華院の畳供養清浄華院は浄土宗の京都四箇本山(しかほんざん)のひとつで、そのルーツは平安時代の清和天皇の時代に、慈覚大師・円仁が創建した禁裏内道場にさかのぼるという高い格式を持つお寺です。皇室とのつながりを示すかのように現在も御所の東にあり、幕末には孝明天皇の信任を得た松平容保(かたもり)の宿所としても使用され、山本覚馬がいたこともあります。そんなお寺には120畳もの広い畳の広間を持つ大殿という建物があり、畳職人さんや業者さんからは親しみを込めて「畳寺」と呼ばれています。

清浄華院の畳供養清浄華院の畳供養は2013年から始まった新しい行事です。京都では「○○供養」と呼ばれる行事が様々にあり、人形供養、針供養、筆供養、数珠供養、かぼちゃ供養などが有名でしょうか。畳供養は、全国畳産業振興会が清浄華院の協力を得て行う行事です。千年もの間、日本人の生活を支えてきた畳を供養する目的ではじまった日本初の行事だそう。護摩木のかわりに畳職人が願いを書いたという「畳の護摩ゴザ」が、古畳で作った「畳の菰」に投げ入れられ、炎で焚かれて供養されます。近年は「畳寺の畳まつり」と題して、畳供養のみならず境内で様々なイベントが行われています。

清浄華院の畳供養行事は全国畳産業振興会による進行で、マスコミの取材も入っていて力の入れようが伺えます。14時になると清浄華院の僧侶らにより、読経が行われ「畳の菰」に火が入れられます。やがてもうもうと煙と炎が上がり、「南無阿弥陀仏」の声が境内に響く中で「畳の護摩ゴザ」が護摩木の要領で炎の中へと放り込まれていきました。一般的に護摩木を燃やすという行為は、書かれた願いを炎や煙に乗せて天上界へと届ける最速の手段ともされ、あるいは不動明王の炎になぞらえ煩悩を焼き尽くして昇華するという意味合いも含まれています。

清浄華院の畳供養こうして儀式が終了すると、参列者先着100名に「畳のお守り」か畳のコースターが授与されました。私はコースターをいただきました。この日は他にも、限定の御朱印や「ミニゴザ作り」「畳のコサージュ作り」「ミニ畳作り」など畳作りの体験もできました。この時期の行事として定着していますので、来年以降も行われるでしょう。機会がありましたら訪れてみてください。

清浄華院の畳供養

清浄華院の畳供養

清浄華院の畳供養

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。


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