北野天満宮の梅風景


北野天満宮

北野天満宮の梅も見ごろを迎えています。

北野天満宮京都の梅の名所といえば、まず名前が挙がるのが北野天満宮です。境内には、早咲きから遅咲きまで約50種1500本の梅があり、見ごろの時期には境内が甘い香りに包まれます。今年は例年より梅の開花が遅かったものの、今がまさに見ごろとなり、境内は多くの方で賑わっています。

北野天満宮北野天満宮のご祭神は菅原道真で、幼いころから梅が大好きだった人物です。まだ「阿呼(あこ)」いう名前だった5歳の時に、庭に咲く紅梅を眺めて「美しや 紅の色なる梅の花 あこが顔にもつけたくぞある」と和歌を詠んだと伝わります。後に「風月の本主」と称される和歌の才能は、このころから発揮されていたのかもしれません。

北野天満宮道真が九州の太宰府へと左遷される時に詠んだ「東風吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」の歌も有名です。太宰府へ家の主の私が行ってしまっても、春を忘れずに花を咲かせ、都から吹く東風にのせて梅の匂いを届けておくれ、といった意味。別れの寂しさ、無念さをあらわす名歌として、現代に至るまで人びとの心に響いています。

北野天満宮今年は梅の開花が遅れていた分、ここにきて一気にたくさんの梅が咲いてくれた印象。例年にも増して華やかだと思います。梅園は700円ですが特に華やかな梅に出会えます。また、今週末の金・土・日は、今年から始まったライトアップも行われていますので、この機会に足を延ばしてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。


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