伏見稲荷大社 稲荷祭の氏子祭

稲荷祭 東寺と神輿
28日に、伏見稲荷大社の稲荷祭氏子祭(巡行祭)が行われ、神輿が担がれて氏子地域を回っていきました。

稲荷祭 氏子祭京都は5月にかけて春祭りが盛りを迎えます。あちらこちらで神輿が出ている様子を目にすること多いことでしょう。全国的に名の知れた有名な神社であっても、お祭りは地元の方(氏子)のものです。神輿の熱気は全国共通で、京都だからといって雅に神輿を担ぐということもありません。稲荷祭の神幸祭は、先日ブログでご紹介しました。伏見稲荷大社は、神社の場所と氏子圏が離れているのが特徴で、神幸祭と還幸祭はトラックでの巡行となっています。

稲荷祭 氏子祭ただ、神輿が御旅所に鎮座している期間の日曜日に行われる氏子祭(巡行祭)は、氏子たちによって神輿が担がれて氏子地域を練り歩きます。稲荷社の神は5柱あり、神輿も5基が出てそれぞれ回って行き、中でも田中社の神輿は人数が多いように感じ、太鼓もあって賑やかでした。

稲荷祭 氏子祭稲荷の御旅所は京都駅の近くにあるため、繁華街を神輿が通っていきます。イオンモール京都でも、勇壮な神輿の差し上げがあり、買い物客から拍手を浴びていました。今回は遭遇できませんでしたが、京都駅前(京都タワー下)でも、例年差し上げが行われているそうです。

稲荷祭 氏子祭私が偶然遭遇したのは、東寺界隈での神輿差し上げです。五重塔を背景に神輿が通っていきました。重いお神輿は力を合わせてこそ動かせるものですので、お祭りは氏子たちの連帯感を高めるのだろうなと思います。関西一の初詣参拝者を集める伏見稲荷のお祭りといえども、それを支えているのはあくまで地元の人々。祇園祭とて同じです。この先も、絶えることなく祭りが続いていってほしいと思います。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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