仏光寺の雪景色

仏光寺
街中にある浄土真宗の大寺院が仏光寺(佛光寺)。先日、雪が積もった日に訪れてみました。

仏光寺仏光寺は高辻通と仏光寺通の間に境内があり、高倉通に面して正面の門が建ちます。浄土真宗の由緒あるお寺で、蓮如上人が1212年に京都に戻られた際、山科に創建した一堂(興正寺)を開創としています。その後、1320年に現在の京都国立博物館の辺りに移転をし、後醍醐天皇から仏光寺(佛光寺)の勅号を賜り、本願寺が隆盛する以前は仏光寺の方がはるかに栄えていた時代もありました。現在地には天正14(1586)年に移ってきています。

仏光寺境内は親鸞聖人坐像などを祀る大師堂(北)と阿弥陀堂(南)とが立ち並び、阿弥陀様が作られた極楽に向かって拝めるように東向きが正面になっています。いずれも明治時代の建築です。間には遅咲きのしだれ桜も春には美しい花を咲かせます。東側に並ぶ4つの門もそれぞれ存在感があります。

仏光寺近年は境内南の高辻通に掲げられる標語が心に響くと話題になって本も出版されたり、D&DEPARTMENTが展開する境内のカフェも人気を集めています。屋根に雪の積もったお堂は普段にもまして歴史を感じさせてくれました。機会がありましたら、足を延ばしてみてください。

仏光寺
仏光寺
仏光寺

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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