京都駅のクリスマスツリーは多くの方が目にするツリーでしょう。高さが22mもある大きなツリーの周辺はたくさんのカップルで賑わい、流れてくるクリスマスソングが、とてもよい雰囲気を作り出しています。2019年のツリーは、アメリカ・ボストン市姉妹都市締結60周年を記念し「赤」を基調に「花」をテーマに、ボストンの魅力を音楽と光で演出しているのだそう。特に正面の見事な花飾りは目を引くことでしょう。
ツリーのある室町小路広場からは171段の大階段が望めますが、こちらのグラフィカル・イルミネーションも綺麗です。大階段の電飾で動的なイルミネーションを作り出し、ちょっとしたアニメのように様々な絵が登場していきます。ツリーの周りにいる人の中には、このグラフィカル・イルミネーションに魅了されて、ツリーには背を向けて立っている方もいる程に見ごたえがあるものとなっています。また、ツリーのある側とは反対側の東広場のイルミネーションも演出が一新して、ビルに投影される明かりが動いたりとしています。
一方、大階段を上ってツリーの方を振り返れば、ビルの壁面などに反射をしてツリーの数が増えています。場所によっては両側の壁に反射をして、最大4本のツリーを見ることもできます。階段も上の方まで上がると、人の賑わいも静かになってきますので、カップルなどは上の方に座ってツリーを眺めるのがおススメではないでしょうか。ツリーは12月25日の夜22時半まで点灯されています。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。