京都御所 宮廷文化の紹介 2018年春


京都御所

京都御所では4月8日まで「宮廷文化の紹介」と題した特別展が行われており、かつての一般公開と同様に宜秋門から入れ、紫宸殿の前まで足を延ばせます。

京都御所2016年から通年公開(毎週月曜休、4月10日も休)が行われるようになった京都御所ですが、それまでの春秋の一般公開時とは歩く経路が変わり、紫宸殿を遠巻きに眺める経路となっています。この「宮廷文化の紹介」と題された特別公開では、かつての一般公開時と同じ経路で、紫宸殿の南階(みなみのきざはし)の前まで行くことができ、高御座(たかみくら)も近くで目にすることができます。昨年秋にも行われ、この春も開催されています。

京都御所現在の京都御所は、幕末の安政2(1855)年に再建をされたものですが、それ以前の寛政2(1790)年に平安様式に倣って再建された建物を踏襲しているため、特に紫宸殿や清涼殿では、江戸時代の建築でありながら、平安時代を偲べる部分が随所にみられ、和歌や古典の知識を持ち合わせていると、たいへん興味深く往時をイメージできます。

京都御所今回、御学問所では、伊東久重氏による人形展示が行われています。通年公開では人形展示はありませんので、久しぶりに目にして、懐かしく思いました。今回は天皇のもとに近臣が集って和歌を詠む「和歌御会(わかごかい)」の場面が再現されていました。

京都御所前また、通年公開では内部を伺うことができない御常御殿(おつねごてん)の障壁画も公開されていました。御常御殿は天皇の日常の住まいで、国を治めるにあたっての教訓が込められた題材で絵が描かれているのも特徴。見学はやや距離があるため、拡大鏡や望遠レンズなどをお持ちになるとよいでしょう。御所の左近の桜などはすでに葉桜となっていますが、御苑内ではまだ見ごろの桜もありますので、この週末に訪れていただくのもおすすめ。臨時のお土産物屋さんも並んでいます。なお、県井(あがたい)周辺は、山吹がたいへん美しくなっていますので、こちらもおすすめです。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。


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