京の七夕が10日まで行われています。鴨川会場の今年の目玉はウォーターアートプロジェクション。大変美しい映像が楽しませてくれます。
今年も好評を博している京の七夕。メインの堀川会場の様子は先日ご紹介しました。鴨川会場は堀川会場よりは規模は小さいものの、賀茂川の夜風を感じながらゆったりと散策できるのが特徴です。恒例の風鈴灯など、概ね例年通りの構成ですが、今年の最大の目玉がウォーターアートプロジェクション。三条と四条のちょうど真ん中あたりで見ることができます。目印は装飾が施されたステージです。
ウォーターアートプロジェクションは、霧状に吹き上げる水をスクリーンのように用い、美しい光の映像を投影するものです。例年はプロジェクションマッピングでしたが、より幻想的で繊細な映像表現ができるようになったと思います。欠点は映像が見られる範囲が狭いこと。プロジェクションマッピングは鴨川の対岸でしたが、今回のウォーターアートプロジェクションはステージ側から鴨川を見た目の前で行います。基本的には水のスクリーンの正面でしか映像が見られず、横にずれると何が映っているかさえわからないためご注意ください。
映像と音楽が大変に美しいため多くの人垣ができており、後ろの方だと見えにくいかもしれませんが、上映は10分~15分おきに行われていますので、次の回を待ってもよいでしょう。ぜひ、正面の位置でご覧になってみてください。それにしても。今年の京の七夕はよりカップル向けになったように感じます。幻想的な夏の夜はデートにもおすすめです。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。