ゼスト御池の「おぼこいけず地蔵」

おぼこいけず地蔵
御池通にある地下街、ゼスト御池の御幸町広場に「おぼこいけず地蔵」があります。

おぼこいけず地蔵京都の地下街のひとつゼスト御池は、地下鉄の京都市役所前駅から続く地下街で、飲食店をはじめ様々なお店が並んでいます。御池通の地下駐車場とも繋がっているのも特徴です。御幸町広場の北東付近に置かれているのが「おぼこいけず地蔵」です。「おぼこ」とは、関西の言葉であどけなく幼い様、「いけず」は意地悪という意味です。まさにそのような姿をしたお地蔵さんです。

天使の心作者は、優しい前向きな詩を書かれる「城たいが」さんで、「触るも良し、願うも良し、笑顔で長生きゼスト広場で心が元気」との言葉が添えられています。また「天使の心」と題された詩も地蔵の上に掲げられています。私も大変感銘を受けた詩で、前向きに頑張っていこうと思えます。

おぼこいけず地蔵ゼスト御池のホームページによると、ふたりのお地蔵さんを『いけず』から『おぼこ』の順にさわると頭がよくなり、性格も『いけず』から『おぼこ』に変わると言われているのだそう。また、『おぼこいけず』を左から縦読みすると、『おい、ぼけ、こず』つまり、『老い、呆け、来ず』と読めることから、子どもさんからお年寄りまで幅広く親しまれているとのことでした。近くまで行かれたら、一度ご覧ください。

ゼスト御池 忍石なお、近くのふたば書房の前付近のクリーム色の敷石の端っこをよく見ると、樹形のような模様があります。この樹形は「忍石(しのぶいし)」と呼ばれるもの。しのぶとはシダを表す言葉です。石の橋の割れ目からマンガンを含んだ水が染み込んで、二酸化マンガンが結晶して樹形になったと考えられています。現地には案内板はありませんが、足元をよく見てみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。

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