法然院と霊鑑寺の椿

霊鑑寺
今年は4月7日まで法然院と霊鑑寺の特別公開が行われています。いずれも椿が大変見事です。

法然院南禅寺から人の流れに乗って北へと歩くと、永観堂の前を経て山沿いに流れる疏水に沿って続く「哲学の道」の桜並木へと行きつきます。哲学の道は、若王子橋から銀閣寺橋までの散策路で、哲学者の西田幾多郎が思索にふけりながら散歩していたことから、その弟子も歩くようになり、やがて「哲学の道」と呼ばれるようになりました。そろそろソメイヨシノが見頃となってきて、海外の方を始め多くの方が行き交っています。

法然院哲学の道から更に山沿いに入った場所にある法然院では、7日まで春の特別公開が行われています。法然院は建物内に咲く椿がたいへん素晴らしく、椿で満たされた手水鉢の美しさは、京都でも群を抜きます。春の彩りをギュッと集めたようなその眺めは、誰もが足を止めて行く光景です。週末までにぜひ訪れてみて下さい。

霊鑑寺また、法然寺の南にある霊鑑寺でも同じく7日まで特別公開が行われています。霊鑑寺は江戸時代以来の尼門跡寺院で、後水尾天皇が好んだ日光椿をはじめ境内にはおよそ30種の椿が咲き誇っています。こちらも境内を入ってすぐに美しい椿の器が並んで綺麗です。苔のお庭を飾る色とりどりの椿は目を楽しませ、京都らしい風情に満ちた、しとやかな美しさがあります。きっと素敵な写真とともに思い出にも残ることでしょう。この時期の京都の旬の場所のひとつです。

法然院
霊鑑寺
霊鑑寺
霊鑑寺
霊鑑寺
霊鑑寺
霊鑑寺
霊鑑寺
霊鑑寺

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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