京都の紅葉は終盤。27日に一日中降り続いた雨で様子が大きく変わってしまったところも多いでしょう。清水寺も最終盤で、枝が目立ちますがまだ一部では綺麗に見える場所もありました。例年激しい混雑となる清水寺。それでも朝の時間帯は空いているため、今回は朝8時集合で散策を開催させていただきました。ご参加いただきまして、ありがとうございました。
清水寺は現在平成の大修理中で、奥の院や阿弥陀堂がそろそろ修復終えそうで、今回訪れると色彩が塗りなおされたお堂が姿を現していました。一部ではまだこれから塗られるだろうという部分もあり、もしかすると作業中の様子も外から見られるのかもしれません。平成の大修理のいよいよ最後が、清水の舞台としても知られる本堂です。来年年明けには素屋根に覆われ、2021年の春まで4年以上かかる予定です。
そのため紅葉と清水寺の本堂の取り合わせは、しばらく見られません。その意味でも今年の清水寺の紅葉には価値がありました。工事中には美しい本堂の佇まいを目にすることはできませんが、修復中の様子を見学できたり、あるいは修復が終わった奥の院の拝観も久しぶりに再開されてくるでしょう。それはそれで楽しみでもありますが、よければ年内に清水寺に訪れて、今の本堂の姿も目に焼き付けておいてください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。