春雨の無鄰菴

雨の無鄰菴
雨の降る日に東山の無鄰菴を訪れました。

雨の無鄰菴無鄰庵は明治27年から29年にかけて、明治・大正期に活躍した山県有朋の別荘として造営されました。東山を借景として、開通したばかりの琵琶湖疏水の水を取り入れ、三段の滝や池、洋風に芝生も配された池泉回遊式庭園です。四季折々の風景が心をいやす穏やかな空間。雨の日にも趣を感じることができます。

雨の無鄰菴3月24日までは、明治時代に洋館が修理中のため中には入れませんが、無鄰菴会議と呼ばれる対ロシアへの強硬方針を決定した会議が行われた場所であり、狩野派の障壁画もありますので、こちらも必見。また、木像の母屋も畳が上がっており、中には上がれませんでしたが、こちらも遠からず修復が終わり、室内からもお庭を眺めることができるでしょう。

雨の無鄰菴雨のお庭は苔が緑できれいです。まだまだ色彩の乏しい時期ですので、緑の色彩が目に鮮やかです。また、馬酔木(あせび)の花も咲いており、雨にもよく似合います。一雨ごとに気温が変化し季節が入れ替わる時期ですが、雨のたびに少しづつ春も歩みを進めていきます。

雨の無鄰菴
雨の無鄰菴

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。

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