昨年12月に受験した京都・観光文化検定試験(京都検定)の1級。私が最高得点者ということで、最優秀賞の表彰状をいただきました。
先日、合格をご報告した京都検定1級。今回は合格率が2.2%、合格者は18名と、前々回に続いて非常に厳しい回となりました。合格をされた18名の中で、私が最高得点者ということで、表彰状が送られてきました。京都検定は3級から1級までありますが、最も難度が高い1級の最高得点者を、その回の京都検定全体の最優秀賞として表彰していただけるようです。私は漢字が大の苦手ですので、正直驚いているのが本音。今回も漢字間違いがいくつもありました。ただ、今回は難易度が高い回とあってか、通常は漢字間違いが0点のところ、1点いただけていたようです。そのため運よく点数を積み重ねることができたと思っています。
少しだけ個人的な話を書きますと、まだ気象会社に勤めていた2005年、京都検定の申込期限が10月31日で、その10月最後の日に何か新しいことに挑戦しようと、思い立ったのが「京都検定」でした。とはいえ迷いはあり、会社帰りに本屋に立ち寄り「テキストが置いてあったら受験しよう」と思っていました。千葉の小さな本屋さんに1冊だけ置かれていたテキスト。即座に買って帰り、受験申し込みをしました。あの時、本屋さんにテキストが置いていなければ、申し込んでいなかったかもしれません笑 2005年の2級は過去最も難しい2級で、私はギリギリの70点で合格。ほんの少しの運が味方をしてくれました(きっと今回の最高得点も僅差だったことでしょう)。その後、京都に移り住み、京都好きが高じて観光ガイドとして起業。まさに京都漬けの日々を送っています。
京都検定に出会ってから12年。12年前(第2回)の1級の合格者は36人で、すごい人たちがいるものだと思っていましたが、私自身がこうして全受験者のトップを取れるレベルにまで来れたというのは、純粋に嬉しく思います。とはいえ、ガイドをするうえでの実践的な知識と京都検定の知識は別物です。プロの世界では、京都検定の比ではない、より深くより多様で本質的な理解が欠かせません。私以上にすごい先生方もたくさんおられます。引き続きより深い知識と、分かりやすい伝え方を目指して、日々努力を積み重ねていかねばと思っています。
また、京都検定1級の複数回合格者を表彰する「京都検定マイスター」の認定証とバッジも、改めて届きました。バッジは七宝焼を用い、合格回数分のスワロフスキーのクリスタルガラスが付いています。昨年すでにマイスターの称号は頂いていますが、今回は通算3回目の合格です。バッジは最高は10回分まであるそう。毎年受験される方には、ひとつの励みになるのでしょう。私にもご声援をいただきまして、ありがとうございました。引き続き、散策や講座で京都の奥深い魅力や美しい風景をお伝えできるように、頑張ってまいります。級や合否に関わらず、受験された皆様も本当にお疲れ様でした。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。