両足院のハンゲショウ

両足院
建仁寺の両足院で半夏生(ハンゲショウ)が見ごろです。

両足院建仁寺の塔頭・両足院(りょうそくいん)では、恒例の半夏生の庭の公開が7月7日まで行われています。半夏生は、この時期に葉の表側を白く染める不思議な植物。半夏生は半化粧と書くこともでき、緑の葉を一部だけ残して白く変化する様子から「半分だけ化粧をした」、ハンゲショウと呼ばれるようになったとする説があります。また夏至の日から数えて11日目は「半夏生」呼ばれる雑節ですが、田植に関連する節目として日本では大切にされてきました。

両足院その半夏生の時期を知らせるかのように花が咲くため、植物の名前になったともいわれています。現在は梅雨の時期に目を楽しませてくれる植物として知られています。京都では勧修寺や大覚寺など水辺で美しい姿を見せてくれます。両足院では、緑の鮮やかなお庭に純白の半夏生が広がる様子が見事です。

両足院また両足院は解説も充実しており、開山の龍山徳見(りゅうざんとっけん)や、林浄因(りんじょういん)が伝えた饅頭の話などを聞かせてくれます。涼やかで美しい両足院のお庭。今年も綺麗でした。お時間のある方は足を延ばしてみてください。

両足院
両足院
両足院
両足院

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

散策・講座のお知らせ

散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP