高台寺 涅槃図が描かれた利生堂


高台寺 利生堂

高台寺の駐車場に建つ利生堂(りしょうどう)内には、拡大された涅槃図が壁や天井に描かれています。

高台寺 利生堂利生堂は、2016年12月に駐車場の脇に造られたお堂で、内部は無料で参拝でき写真撮影も自由です。内部の壁面や天井には、高台寺が塑像する約650年前に描かれた八相涅槃図が拡大されて写されており、細かな部分まで大きく目にすることができます。涅槃図は、涅槃に入った(=亡くなられた)お釈迦様を描いた図で、嘆き悲しむ人々や仏、数多くの生き物が描かれています。特に動物は絵によって様々で、例年3月15日前後か2月15日前後に公開して下さるお寺が多く、各寺の涅槃図を見比べるのも興味深いでしょう。

高台寺 利生堂利生堂が建てられた目的は、高台寺のホームページによりますと『現在の人々が死から遠ざかっている姿を感じ、私たちは死から逃げることなく死を直視し静かに瞑想し、安心(心の安らぎ)を得るために「いのち」をみつめていただく場所として、また訪れる方々が静かに瞑想し「いのち」をみつめなおす場所となる事を望み建立いたしました。』と書かれています。

高台寺 利生堂確かに現代では、昔と比べると栄養状態や医療水準が向上し、死は身近ではなくなっています。涅槃図で嘆き悲しむ人々や生き物の姿を眺めていると、こちらも悲しい気持ちになってきます。一方で、死=涅槃とは、迷いの心が生じなくなる究極の悟りの状態ともされ、穏やかなお釈迦磨様の表情も印象的です。大きく拡大されていることで、改めて絵に込められている思いを感じられるかもしれません。高台寺まで行かれましたら、ぜひお見逃しなくご覧ください。

高台寺 利生堂

高台寺 利生堂

高台寺 利生堂

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。


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