粟田祭の大燈呂 2019年

粟田祭 大燈呂 2019年

粟田神社の粟田祭が行われ、今年も大燈呂(だいとうろ)が巡行しました。

粟田祭 大燈呂 2019年粟田神社の粟田祭は千年以上の歴史を持つ、見どころが多いお祭です。剣鉾や神輿が出る神幸祭の前日の夜に行われるのが「夜渡り神事」。そこに登場するのが、大きな燈籠である大燈呂(だいとうろ)です。大燈呂は約180年前に途絶えましたが、2008年に京都造形芸術大学の協力で復活しました。学生たちが青森のねぶたをイメージして作った灯籠があまりに見事であったため、神社が依頼をして作成したそう。復活に際しては古文書を調べ、氏子への聞き取り調査も行って燈籠のテーマを決めるなどされているそうです。

粟田祭 大燈呂 2019年さて、毎年新作が登場するのも大燈呂の楽しみのひとつ。私も毎年ワクワクしながら見に行っています。今年も5基(うちひとつは子供ちょうちん)が新調され、合計10基もの立派な行列です。モチーフはいずれも神社とその周辺にまつわるもので、学生たちの力作ぞろい。その由緒を想像してみるのも面白いですが、個々の大燈呂の紹介チラシも配られていました。

粟田祭 大燈呂 2019年今年の新作では「さすら姫のみこと」が印象的でした。半年の間に知らず知らずのうちに積もった人々の罪や汚れを祓う厄除けの神で、大幣を振り人形を手にした巫女さんのような姿です。また、恒例の干支のシリーズでは、来年の干支である「子(ね)」のねずみが登場していました。ねずみは子孫繁栄の象徴とされ、8匹の子ねずみもあしらわれていましたが、それぞれ八方位を向いているそうです。また、財を蓄えるともされることから打ち出の小槌や小判もデザインされていました。

粟田祭 大燈呂 2019年今年は幼稚園児や小学生が描いた絵をちょうちんに仕上げた「子供ちょうちん」も登場。地元の子供たちにも寄り親しまれたことでしょう。その他、八岐大蛇(やまたのおろち)、合槌稲荷も新作で登場していました。台風の影響が心配されましたが、今年も無事に夜渡り神事が行われました。

粟田祭 大燈呂 2019年

粟田祭 大燈呂 2019年

粟田祭 大燈呂 2019年

粟田祭 れいけん祭

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。


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