祇園祭 疫神社の夏越祭 2015年

疫神社夏越祭
7月31日は、祇園祭の締めくくりの行事、疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)があり、茅の輪くぐりが行われました。

疫神社夏越祭疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)が祇園祭の最後の行事です。八坂神社の西楼門近くにある疫神社の鳥居に茅の輪がかけられ、これをくぐることで無病息災を願う行事で、祇園祭の関係者が参列して神事が午前10時から行われます。この時は長刀鉾のお稚児さんと禿やそのご家族も、通常の姿で参加されています。11時頃から一般の茅の輪くぐりも行われますが、茅の輪の周りには持ち帰り用の茅も刺してあり、多くの方がそれを抜き取って小さな茅の輪を手作りして行きます。八坂神社では、この手作り茅の輪につける「捻り守」という護符を授与(200円)していて、これで手作り茅の輪に効力が増すという仕組みです。

疫神社夏越祭 お稚児さん長刀鉾のお稚児さんと禿やそのご家族も、通常の姿で参加されています。今年は7月1日の長刀鉾町お千度から、例年以上にお稚児さんを追いかけさせて頂きました。関係者以外では最もお稚児さんを追いかけていたと思います。1日のお千度の時は大雨で始まりましたが、儀式は無事に最後まで行われました。17日の巡行は台風で開催が危ぶまれましたが、なんとか開催ができたという流れも、もしかすると1日の時に伏線があったのかもしれません。稚児としての大役を終え、祇園祭の長い1か月間がこれで終わりを迎えます。関係者の皆様も含め、本当にお疲れさまでした。

疫神社夏越祭私も感謝の気持ちを込めて茅の輪をくぐり、無病息災を祈願させていただきました。今年は数多くのご案内を開催させていただきました。多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。その合間合間で祇園祭の行事の取材も行ってきていますので、引き続き順次公開をしていければと思います。暑くなる8月は意図的にご案内を少なくしていますが、また9月以降は紅葉に向けて頑張ってまいります。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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