祇園祭 お迎え提灯行列 2019年 出発前の八坂神社

お迎え提灯行列 小町踊

祇園祭の行事、7月10日に神輿洗のお神輿を迎えるお迎え提灯行列がありました。

お迎え提灯行列 鷺踊り祇園祭は1か月にわたるお祭りですが、前半の行事は数日おきで緩やかに始まります。そして10日からは一気に17日の山鉾巡行へと盛り上がりが加速していきます。10日に行われるのが、お迎え提灯行列と神輿洗。お迎え提灯行列は江戸時代の中ごろに始まった行事。鴨川に新しい堤防(寛文新堤)が出来て人が住める場所が増えたのに伴って、歌舞伎役者や花街の住民など新たに増えた八坂神社の氏子たちが、個性的な提灯を掲げて八坂神社の神輿を迎えました。

お迎え提灯行列 祇園祭音頭八坂神社から進んだ一行が奉納するのは、鷺踊りと小町踊、そして祇園祭音頭です。例年は京都市役所前ですが、2017年から市役所前が工事中のため、本能寺での奉納となっています。お迎え提灯行列は子どもたちが多いのが特徴。鷺踊りや小町踊、祇園祭音頭、そして馬長稚児といった主役はすべて子どもたちです。今年は出発前の八坂神社での様子を見に行きましたが、子どもたちの様子がかわいかったです。

お迎え提灯行列 鷺踊り現在の行列は昭和27年から順次復興したものですが、もとは江戸時代に祇園界隈の役者衆が神輿洗の神輿を奇抜な提灯で迎えたのが始まり。鷺踊りは、かつて存在した鵲鉾(かささぎほこ)に付随する鷺舞がルーツです。鷺舞は昭和の段階では絶えていたため、島根県津和野の八坂神社に伝わっていたものを逆輸入し、節や踊りは現代風にアレンジしたもの。今年は祇園祭発祥の御霊会から1150年を記念して、津和野の鷺舞が京都の八坂神社で奉納されましたが、違っている部分が多々ありました。

お迎え提灯行列 馬長稚児さて、お迎え提灯行列に加わる馬長稚児は、室町時代から隆盛する山鉾以前の祇園祭の花形だったもの。平安時代末期には、貴族がこぞって馬長稚児を出し、その様子は年中行事絵巻にも描かれています。現在の馬長はその絵から復元をしたもので、山鳥の羽を刺し、腰に籠に入った花を身に着けた姿が特徴です。馬長を見て平安時代を思う人は少ないと思いますが、24日の花傘巡行にも馬長稚児は登場しますので、ぜひ注目をしてみてください。

お迎え提灯行列 祇園祭音頭小町踊の皆様は小学生くらいの少女。目はぱっちりメイクで皆とても可愛らしいです。祇園祭音頭の子どもたちは浴衣を着て涼やか。この子たちも小学校の低学年くらいの女の子ばかり。素敵な笑顔で歩いていきました。鷺踊の子どもたちは、しゃぐまの子どもたちの所作がとても可愛らしいです。行列の先頭は祇園囃子が務め、毎年奉仕する山鉾は変わりますが、今年は北観音山でした。踊りも含めて華やかなお迎え提灯行列。本能寺での踊りの様子は、後日ご紹介できればと思います。

お迎え提灯行列 北観音山

お迎え提灯行列 祇園祭音頭

お迎え提灯行列 鷺踊り

お迎え提灯行列 小町踊

お迎え提灯行列 鷺踊り

お迎え提灯行列 馬長稚児

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。


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