清水寺の大随求菩薩ご開帳と仁王門前の梅

清水寺
清水寺では、3月18日まで随求堂で大随求菩薩像のご開帳が行われています。随求堂でのご開帳は222年ぶりとして話題です。

清水寺時期を問わず賑わう清水寺。特に海外の方や修学旅行生が多く訪れます。本堂は修復に入っていますが、拝観は可能で人出にはあまり影響がないようです。さて、3月18日まで、随求堂で大随求菩薩像のご開帳が行われています。大随求菩薩坐像は江戸時代中期の享保13(1728)年に造られた木像で、頭上に宝冠を頂き、8本の腕に五鈷杵(ごこしょ)や剣といった法具を持った姿をされています。

清水寺 随求堂これまで1989年~2013年の間に、展覧会や清水寺境内の別の施設など計29カ所で「出開帳」は実施されたことがあったそうですが、本来の随求堂でのご開帳は222年ぶりとのことです。実際に現地で眺めてみるとありがたみが違うことでしょう。大随求菩薩は、あらゆる願い事をひとつだけ叶えてくれるとされ、暗闇の中を手すりのみを頼りに進む「胎内巡り」も行えます。仏様の真下に当たる場所には、大随求菩薩を表す梵字が刻まれた石に光があたっており、石に触れてご祈願いただけます。胎内巡りは本当に真っ暗闇ですので、苦手な方は十分にご注意ください。なお、大随求菩薩像は、お堂上の明るい場所で参拝していただけます。

清水寺春は3月18日までで、東山花灯路の期間中とあって夜21時まで参拝できるそうです。秋の10月5日~15日にも同様のご開帳がある予定。また、仁王門前の梅も見ごろを迎えています。特に紅梅が青空に映え、海外の方も梅を背景に記念撮影をしておられました。昼も夜も綺麗ですので、ぜひこの機会に清水寺まで足を延ばしてみて下さい。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。

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