建仁寺の紅葉

建仁寺
京都の紅葉は終盤。建仁寺は遅くまで紅葉を眺めることができるお寺のひとつです。

建仁寺12月に入り、京都の紅葉は多くが終盤か散り果てになっています。今週末の紅葉狩りは難しいのですが、場所を選べば何とかならないこともありません。「建仁寺」もそのひとつ。京都の繁華街、祇園の南にある京都最古の禅寺です。街中にあるため気温が高く、紅葉の色づきは遅め。終盤ではありますが、まだ美しい光景を目にすることができます。東山では青蓮院も紅葉が遅い場所です。

建仁寺お時間のある方は、ぜひ有料拝観を行ってみてください。潮音庭の紅葉は、角度によってはまだまだ綺麗です。そしてある意味紅葉以上に美しい、鳥羽美花さんの色鮮やかな襖絵も展示されています。襖絵は「型染め」の技法を進化させた「型染絵画」と呼ばれ、細かい曲線がつむぎだす芸術的かつ繊細な風景が描かれています。特に、潮音庭に面した部屋に描かれた「舟出」という絵は、色鮮やかな青がたいへん印象的で、多くの人が「わぁ~!」と感嘆の声をあげます。

建仁寺建仁寺の拝観では、畳108畳もある巨大な天井龍や、広々とした方丈庭園など見どころもたくさん。海北友松の襖絵や、有名な風神雷神図屏風も複製ですが目にすることができます。室内もすべて撮影がOKというのも嬉しいところ。ぜひ、ゆっくりとご覧になってみてください。

建仁寺
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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