大蓮寺のロウバイ


大蓮寺 ロウバイ

先日、二条川東にある大蓮寺を訪れると、まだロウバイの花がよい香りを漂わせていました。

大蓮寺御池大橋で鴨川を東へ渡り、1本北側の道が仁王門通。その界隈が「二条川東」と呼ばれているエリアです。数多くのお寺が並んでいるのが特徴で、1708年の宝永の大火をきっかけとして、御所一体の街々が移転をしてこの地域が築かれました。通りを挟んで街ごと移動してきた新開地です。南北に伸びる「新丸太町通」など、御所の周りにある通りに「新」と名前を付けた道がいくつもあるのがその象徴です。ちなみに仁王門通の由来となった仁王門は頂妙寺にあります(頂妙寺は宝永の大火以前にこの地に移転)。

大蓮寺 ロウバイ大蓮寺はその中の西寺町通にあります。東大路から仁王門通を西に入って一筋目を上がるという場所になります。夏の境内には多くのハスの鉢植えが置かれ、40数品種といろいろな種類を楽しめる場所としても知られています。また、かつての祇園感神院(今の八坂神社)で祀られていた仏像が移されたお寺でもあり、お正月にはお堂の外からではありますが、拝むことができます。冬のこの時期はロウバイが咲いて、よい香りが境内に漂っています。

大蓮寺 ロウバイ少し前の2月4日に訪れてみると、まだまだロウバイは綺麗に咲いて香りを漂わせていました。ロウバイの名前の由来は、黄色から白みを帯びた花弁がまるでロウのようであるからとも、旧暦12月の別名である蠟月(蝋月:ろうげつ)の頃に咲くからともいわれています。確かにその花弁は美しい蝋細工のようにも見えてきます。現代では年明け頃から見頃を迎える花で、新しい年の始まりを告げてくれる花ともいえるでしょう。

大蓮寺 ロウバイただ、実はその「梅」の名は偽りで、梅の仲間ではなくロウバイ科という独自の種族だったりするのも面白いです。そろそろ見頃は終わりますが、この時期の数少ない彩りのひとつです。なお、境内はさほど広くはなく、団体での訪問は禁止。三脚の使用や迷惑となる行為も禁止です。あくまでお寺のご厚意で公開されている場所であります。ご本尊にも手を合わせておきましょう。安産祈願や健脚のお守りも授与されています。

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。


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