吉田神社 節分・火炉祭 2012年


3日深夜には吉田神社火炉祭が行われました。巨大な火床に炎が上がる火祭りです。

吉田神社の節分祭は2日から行われており、先日のブログでは追儺式(鬼やらい神事)の様子をお届けしました。その時はまだ火床は浅かったのですが、3日深夜の点火前には人の背丈の3倍近くにまで積み上げられ、その大きさは直径も高さも5mといわれています。火炉祭は吉田神社の節分祭のクライマックス!深夜とはいえ、大きな炎が上がる様子を見るために境内周辺は大変な混雑となります。初めての方はそれを念頭に行かれるほうがよいでしょう。

火炉祭は節分の深夜23時から行わることから、その炎が春を呼び、参拝者には無病息災をもたらして新春の幸運を授けるといわれています。京都の各地でお火焚き祭は行われますが、やはり吉田神社の火炉祭はその中でも最大級でしょう。神事の後、四方から点火されると、火は瞬く間に夜空を焦がし、参拝者の冷えた体も温めてくれます。今年は風の弱い夜でしたので、火の粉は真上を目指して昇って行きました。火床を囲っているのは竹で、燃え広がるとパチパチと音を立て、自然に崩れて行きます。

火炉祭の見どころの一つは消防士の活躍です。やはりこれだけ大きな炎となると、火床が崩れたり火の勢いが強くなりすぎる恐れがあるため、適宜水をかけて火の勢いをコントロールしていきます。長いホースで上から放水する場面もあり、風の強い年は気を遣うことでしょう。それにしてもその姿はかっこいいです。

また、近年「伝統」となっているのが、火が燃え盛っている頃に行われる学生と思しき集団(以下、学生)による「よいさ~」の大声の出し合い。火炉祭は行われるのが深夜で、すぐ近くには京都大学があるためか「学生と酔っ払い」が多い行事です。そのため全体が「静かに炎を見つめる」雰囲気とは限りません。学生の大声を真似して、私のすぐ後ろにおられた観光客と思しきご家族連れが同様な叫び声を出し始めました。辺りは満員電車並みの混雑です。私はあまりに何度も耳元で大声を出されるので、そのご家族連れをはっきりと注意しました。

その方々は分かって頂けたようですが、学生も神事や混雑の中で大声を出すことの意味や、何も知らない観光客が真似をすることまでを考えて頂きたい。決してその学生だけの「お祭り」ではありません。大声ならば自分たちが主催するイベントやカラオケで出せばいい。また、神社側は彼らの行為を注意しません。少ないながらもたちの悪い酔っ払いを見かけたこともあります。初めて行かれる方は、「荒れた」神事としての一面も念頭に入れて行かれるほうがよいでしょう(全体的な雰囲気は動画をご覧ください)。

さて、火が点いてから炎が激しく燃え上がる様子や、消防士の活躍の様子は動画もあります。どうぞご覧ください。また8日にはクジ付き福豆の当選発表が行われました。私は惜しくもハズレ。惜しくもと書いたのは、あと2番後ろならば3等が当たっていましたので(笑)例年、1等は車が当たります。その他にも豪華な賞品がたくさんあって、今年も多くの方に福が届いて行ったのでしょう。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。


より大きな地図で 吉田神社の火炉祭 を表示


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