まだ楽しめる高台寺の紅葉と夜間拝観

高台寺 12月3日
京都では12月2日までで特別公開や夜間拝観を終了するところが多かった中、高台寺ではまだ今週末にかけて楽しむことができます。

高台寺 12月3日清水寺と並んで東山で高い人気を誇るのが高台寺です。豊臣秀吉の妻・高台院ねねゆかりの寺院で、境内の霊屋(おたまや)に、ねねは眠っています。豊臣家ゆかりの品々や茶室もある一方、方丈前の庭園は四季のライトアップに合わせて庭園のテーマが変わり、訪れる人々に毎回新しさを提供してくれます。

高台寺 12月3日この秋のテーマは「生と死~求めるものは外ではなく内にあり」で、庫裏や利生堂など、境内の建物もにもプロジェクションマッピングが投影されて、花火や龍が舞う場面が映ります。こちらは賑やかな「娑婆(しゃば)の世界」を表現してるのだとか。一方、拝観受付を進んだ先では、建物や竹林の照明を点滅するなどして光の明暗を変化させることで「生死、仏」の世界をイメージし、「死」「静」「安心」を感じてもらい、「生きるとは何か」を参拝者に問うコンセプトだそう。方丈前の庭園にはハスが投影されて穏やかな音楽が流れ、これまで行われてきたものに比べるとしっとりとした雰囲気でご覧いただけるでしょう。時折境内の明かりが消えるのも演出のようです。

高台寺 12月3日高台寺の紅葉の魅力は、なんといっても鏡のような臥龍池に映る「逆さ紅葉」。多くの方が感嘆の声を上げる光景です。できるだけ風が穏やかな日がお勧めです。今年は紅葉の進みが遅いため、3日夜でもまだ楽しむことができました。今週は雨が降ることも多いですが、雨が降ってもぼんやりと池に映る様子は綺麗でした。できるだけお早めに訪れてみて下さい。

高台寺 12月3日高台寺は庭が広く、ゆっくり見て30分~40分程度かかります。時間には余裕を持って行かれるとよいでしょう。また、お時間があれば圓徳院とセットでの拝観がおススメです。両方の拝観券を買うと、記念の絵葉書を頂けるのも嬉しいところ。圓徳院の紅葉も見頃で、次回ご紹介する予定です。

高台寺 12月3日
高台寺 12月3日
高台寺

テレビ出演のお知らせ

12月5日(水)に関西テレビ(8チャンネル)の「よ~いどん!」の「ロザンのうんちくん」のコーナーに出演させていただきます。よろしければご覧ください。

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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