丹州観音寺のアジサイ

観音寺
福知山市にある観音寺は丹波一のアジサイ名所として知られています。

観音寺京都市近郊でアジサイ名所といえば、三室戸寺や善峯寺などがありますが、京都市内から福知山市まで足を延ばすと観音寺という名所もあります。「関西花の寺」の第一番で、境内には100種約1万本ものアジサイが咲き誇ります。拝観料は350円。観音寺という名のお寺は各地にあるため、丹州観音寺とも呼ばれてます。

観音寺寺の創建は奈良時代で、十一面千手観音がご本尊。平安時代に空也上人によって伽藍が整備されたと伝わります。戦国時代には明智光秀の焼き討ちで一時衰えますが、江戸時代に再興。現在に至っています。境内は駐車場からすでにアジサイでいっぱいで期待が高まり、特に仁王門の周りが綺麗です。うまく撮れば無数のアジサイと仁王門という写真が写せるでしょう。また、今年から登場したアジサイが浮かべられた手水鉢も写真映えします。

観音寺境内にもたくさんのアジサイがありますが、驚くのは鶏が飼われていること。今日は3羽見かけましたが、この鶏は「小国鶏」という種類だそうで、平安時代に中国の昌国(しょうこく)から連れてこられたことから、そうよばれているのだとか。尾長鶏の一種とあって長い尾羽がアクセントになっています。今日は寺務所の周りにいて、50円でエサをあげることができました。一昨年に訪れたときにはエサが空っぽであげられなかったので今回はラッキーでした。エサは食パンのかけらで、鶏はエサをくれそうな気配を感じると集まってきて、あっという間にたいらげていきます。

観音寺アジサイが窓に映る様子も美しく、本堂周辺にはかわいいお地蔵さんもいますので、お見逃しなくご覧ください。お時間と体力のある方は、高台にある「なげき地蔵」まで行くと遠くまで見えます。なぜ「なげき」なのかは現地でご確認ください。多くの方が訪れる、丹波一のアジサイ名所。4日の段階で見頃の終盤といった印象。お早めに訪れてみて下さい。

観音寺
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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